2022.1.20
【アサダワタル 声の質問19】再上映&ポストトーク開催決定
たずねる かんがえる こたえてみる
その遣り取りから生まれる「音楽」の新体験
2021年9月26日に「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」の事業の一環として開催された《コロナ禍における緊急アンケートコンサート 声の質問19/19 Vocal Questions》。翌月10月には、映像作品として制作された記録映像の上映を行い、多くの方からご好評をいただきました。
そしてこの度、東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科 修士論文発表会の企画のひとつとして、映像の再上映および、本プログラム総合演出・アサダワタルとドラマトゥルク・長島確による上映終了後のポストトークの開催が決定いたしました。
9月のコンサートや10月の上映にお越しいただけなかった方はもちろん、お越しいただいた方にもぜひ見届けていただけますと幸いです。また、会場となる東京藝術大学千住キャンパスでは、本プログラム学生スタッフ・冨山紗瑛による、アサダワタルの作家性を研究した修士論文の発表も行われます。ぜひこちらもあわせて足をお運びください。
「声の質問」は故寺山修司の秘書を務めた田中未知氏(作曲家)による作品『質問』(1977)をもとに、アサダワタルが2020年春からはじめたコミュニケーション様式です。「ふっと思考を遠くに飛ばすような」質問を書き下ろし、友人・知人たちとボイスメッセージで交流したり、音まちの拠点・仲町の家に訪れた方々にアンケート形式で「2mは遠いですか、近いですか?」「猫も自粛していると思いますか?」と19の質問を投げかけ続けてきました。
今回上映する映像では「質問楽団」のバック演奏とともに、原作からの引用を交えて繰り広げた「語りと音楽による舞台」をお楽しみいただけます。そして上映終了後のポストトークは、作り手の視点からみた《コロナ禍における緊急アンケートコンサート 声の質問19/19 Vocal Questions》についてなどを、アサダワタルと長島確の両者によってひらいていく場となるでしょう。
コロナ禍という未曾有の日常を、私的かつ詩的な「質問」で包み込み、テキストではなく「声」のやりとりを通じて、自分と出会い直し、誰かとつながる。この1年あまりの間でゆるやかに、しかし大きく、変化し、変化させられ、変化しなかったわたしたちの生活について、このプログラムを通して共に想像しましょう。
▼概要
映像作品上映
アサダワタルコロナ禍における緊急アンケートコンサート 「声の質問19 / 19 Vocal Questions」
日時:2022年2月11日(金・祝) 16:30-18:45(16:15 開場)※上映時間約100分、ポストトーク約30分
会場:東京藝術大学千住キャンパス スタジオA 第7ホール(足立区千住1-25-1)
*千住キャンパス内で会場が変更となりました。第7ホールは芸大千住キャンパスの正門入って左手が入り口となります。ご来場の際はご注意ください。
入場:無料
定員:30名(事前予約優先)
ポストトーク
出演:アサダワタル(文化活動家/アーティスト)、長島確(東京藝術大学音楽環境創造科特任教授/ドラマトゥルク)
▼申し込み・お問い合わせ
コンタクトフォーム:https://aaa-senju.com/contact
電話:03-6806-1740(13:00-18:00、火曜・木曜除く)
メール:info@aaa-senju.com
件名を「記録上映(声の質問19)」とし、参加を希望される日時、氏名(ふりがな)、ご連絡先(電話番号・メールアドレス)、参加人数をお伝えください。
※「info@aaa-senju.com」からのメールを受信できるように設定してください。
※ 個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
※ プログラムの内容は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
※ 新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じて実施します。
※ 《コロナ禍における緊急アンケートコンサート 声の質問19/19 Vocal Questions》は「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」の一環として実施されました。
■上映作品クレジット
原作:田中未知『質問』(1977)
総合演出:アサダワタル
演出パートナー:中川裕貴
ドラマトゥルク:長島確
舞台美術:後藤寿和(gift_lab)
音響:大城真、岡千穂、庄子渉、中野哲
照明:松尾加奈
照明補佐:東彩織
記録映像:アサダワタル(監修・MA)、西村明也(ディレクション・編集)、冨田了平(撮影)、根本駿介(撮影アシスタント)
質問楽団:アサダワタル(ナレーション/歌、ギター)、中尾眞佐子(ナレーション/歌、バイオリン)、中川裕貴(チェロ)、米子匡司(トロンボーン、自作楽器)
AD:瀧川宣之
カセットテープ再生係員:稲垣佳葉、木村楓、藤枝怜
企画運営:冨山紗瑛、瀧川宣之、稲垣佳葉、吉田武司、遠田節、松尾加奈
2021.10.6
【記録上映】アサダワタル コロナ禍における緊急アンケートコンサート 「声の質問19 / 19 Vocal Questions」
たずねる かんがえる こたえてみる
その遣り取りから生まれる「音楽」の新体験
2021年9月26日に行ったコンサートの記録上映を、実際の会場となった場所で4日間限定で行います。
再び立ち上がる「あなたに問いかける」コンサートを、当日お越しいただいた方はもちろん、お越しいただけなかった方にも見届けていただければ幸いです。
「声の質問」は、故寺山修司の秘書を務めた田中未知氏(作曲家)による作品『質問』(1977)をもとに、アサダワタルが2020年春からはじめたコミュニケーション様式です。「ふっと思考を遠くに飛ばすような」質問を書き下ろし、友人・知人たちとボイスメッセージで交流したり、音まちの拠点・仲町の家を訪れた方々にアンケート形式で「2mは遠いですか、近いですか?」「猫も自粛していると思いますか?」と19の質問を投げかけ続けてきました。
今回上映する映像では「質問楽団」のバック演奏とともに、原作からの引用も交えて繰り広げた「語りと音楽による舞台」をお楽しみいただけます。コロナ禍という未曾有の日常を、私的かつ詩的な「質問」で包み込み、テキストではなく「声」のやりとりを通じて、自分と出会い直し、誰かとつながる。この1年あまりの間でゆるやかに、しかし大きく、変化し、変化させられ、変化しなかったわたしたちの生活について、この演奏会を通して共に想像しましょう。
●開催概要
日程:2021年(令和3年)10月23日(土)、24日(日)、30日(土)、31日(日) 各日4回
時間:10:30-/13:30-/15:30-/17:30-(上演時間:約90分)
※ 開場は開演の15分前 ※ 各回とも内容は同じです。
会場:東京藝術大学千住キャンパス 第7ホール(足立区千住1-25-1)
入場無料
定員:50名(事前予約優先/各回入れ替え制)
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、
東京芸術大学音楽学部・大学院国際芸術創造研究科、特定非営利活動法人音まち計画、足立区
※ 本事業は「東京アートポイント計画」として実施しています。
助成:一般財団法人YS市庭コミュニティー財団
協力:DESIGN UNDERGROUND
原作:田中未知 「質問」 (1977)
総合演出:アサダワタル
演出パートナー:中川裕貴
ドラマトゥルク:長島確
舞台美術:後藤寿和 (gift_lab)
音響:大城真、岡千穂、庄子渉、中野哲
記録映像:西村明也、冨田了平
撮影アシスタント:根本駿介
照明:松尾加奈
照明補佐:東彩織
質問楽団:アサダワタル(ナレーション/歌、ギター)、中尾眞佐子(ナレーション/歌、バイオリン)、
中川裕貴(チェロ)、米子匡司(トロンボーン、自作楽器)
AD:瀧川宣之
カセットテープ再生係員:稲垣佳葉、木村楓、藤枝怜
企画運営:冨山紗瑛、瀧川宣之、稲垣佳葉、吉田武司、遠田節、松尾加奈
●お申し込み・お問い合わせ
コンタクトフォーム:https://aaa-senju.com/contact
電話:03-6806-1740(13:00-18:00、火曜・木曜除く)
メール:info@aaa-senju.com
件名を「記録上映(声の質問19)」とし、参加を希望される日時、氏名(ふりがな)、ご連絡先(電話番号・メールアドレス)、参加人数をお伝えください。
※「info@aaa-senju.com」からのメールを受信できるように設定してください。
※ 個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
※ プログラムの内容は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
※ 新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じて実施します。
2021.9.14
アサダワタル コロナ禍における緊急アンケートコンサート 「声の質問19 / 19 Vocal Questions」
たずねる かんがえる こたえてみる
その遣り取りから生まれる「音楽」の新体験
昨年の春、得体の知れないウイルスが世界を惑わせはじめた頃、アサダワタルは「声の質問」という表現形式を通じて友人・知人たちに「ふっと思考を遠くに飛ばすような」実践を始めました。自宅にこもりきりの間はボイスメッセージで、少人数ながら対面で集えるようになってからは3畳間の和室で、「2mは遠いですか、近いですか?」「猫も自粛していると思いますか?」と19の質問を投げかけ続けることで、言葉と音、そして一人ひとりの声・時間が物語を紡ぎ、ついに「コンサート」という場に編まれることとなりました。このコンサートではミュージシャンたちによる「質問楽団」のバック演奏とともに、原作 田中未知『質問』(1977)からの引用も交え、様々な質問を皆さんに投げかける、「語りと音楽による舞台」を繰り広げます。この1年あまりの間でゆるやかに、しかし大きく、変化し、変化させられ、変化しなかったわたしたちの生活について、このコンサートで共に想像しましょう。
▼アーティストステイトメント
本作は、故 寺山修司の秘書を務めた、作曲家の田中未知氏が1977年に書いた作品『質問』に端を発しています。彼女の紡ぐ答えようのない、そんなこと考えたことすらない不思議な質問群に対し、そろりそろりと答えを紡ぐ行為は、自粛生活で塞がれしまった想像力に光を差し入れる「窓」となりました。また、言葉と音楽の双方を手立てに活動してきた私にとって、大切なのは質問の中身だけでなく、「問う/答える」というコミュニケーション自体が「ライブセッション」であるという気づきを以って、本作を企画しました。
本作では田中氏の質問と、私が書き下ろした19個の質問と楽曲をもとに構成される「コンサート」です。ですが、こうして物理的に「集まる」ことを殊更に奨める意図はありません。むしろ、この「世界」について立ち止まって考える時間が増えたいま、「個人」に立ち返って新たにこの世界を生きるための「表現」こそが必要だと考えます。よって、このコンサートでは、みなさん一人ひとりの「いま」を大切にしながら、それらを「con(共に)cert(確かめる)」ような場を紡げたら嬉しいです。ご来場お待ちしております。
アサダワタル(本プログラム総合演出、文化活動家・アーティスト)
▼開催概要
コロナ禍における緊急アンケートコンサート 「声の質問19 / 19 Vocal Questions」
日時:2021年9月26日(日)
第1部:14:00開場/14:30開演 第1部は定員に達したため、受付を終了いたしました。
第2部:17:30開場/18:00開演 第2部は定員に達したため、受付を終了いたしました。※各回とも内容は同じです。
公演時間:約75分
定員:各回30名(先着順・事前予約制)
会場:東京藝術大学千住キャンパス 第7ホール(足立区千住1-25-1)
アクセス:北千住駅(西口)より徒歩5分(JR常磐線/東京メトロ千代田線・日比谷線/東武スカイツリーライン/つくばエクスプレス)
入場:無料
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、東京藝術大学音楽学部・大学院国際芸術創造研究科、特定非営利活動法人音まち計画、足立区
助成:一般財団法人 YS市庭コミュニティー財団
企画運営:冨山紗瑛、瀧川宣之、稲垣佳葉、吉田武司、遠田節、松尾加奈
原作:田中未知『質問』(1977)
総合演出:アサダワタル
演出パートナー:中川裕貴
ドラマトゥルク:長島確
舞台美術:後藤寿和(gift_lab)
音響:大城真、岡千穂、庄子渉
記録映像:西村明也、冨田了平 撮影アシスタント:根本駿介
照明:松尾加奈 照明補佐:東彩織
質問楽団:アサダワタル(ナレーション、歌、ギター)、中尾眞佐子(歌、バイオリン)、中川裕貴(チェロ)、米子匡司(トロンボーン、自作楽器)
▼お申し込み・お問い合わせ
[WEBフォーム] https://aaa-senju.com/contact
[電話] 03-6806-1740 (13:00-18:00、火曜・木曜除く)
[メール] info@aaa-senju.com
件名を「緊急アンケートコンサート」とし、 氏名(ふりがな)、ご連絡先(電話番号・ メールアドレス)、参加人数、参加希望回をお伝えください。
※「info@aaa-senju.com」からのメールを受信できるように設定してください。
※ 個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
※ 本事業は「東京アートポイント計画」として実施しています。
※ プログラムの内容は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
※ 当日は記録撮影を行います。当事業の運営・広報に使用される場合がありますので、予めご了承ください。
※ 新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じて実施します。
2021.2.11
【アーカイブ公開】アーティスト・クロストーク《オンライン》#03 アサダワタル×山川冬樹「会えない日々と、気配のゆくえ」
2020年、新型コロナウイルス感染症の流行により、私たちは「ソーシャルディスタンス」を保たなければならない生活の中で、人と人との「接触」を避けることを余儀なくされてしまいました。もし、私たちがコロナ禍で得たものがあるとしたら、それは、今そこにある「気配」に思いをはせるようになったことではないでしょうか。たまの外出で触れる空気が、特別新鮮に感じられる「気配」、かつて何気なくとっていた他者とのコミュニケーションが、かけがえのないいとおしいものである「気配」。
音まちのプロジェクトの一つである「千住タウンレーベル」のディレクター、アサダワタルは、なかなか収束の見込みが立たない中での「人と人とのつながり」を模索し、千住の文化サロン「仲町の家」で新しい営みをはじめました。ちょっとした想像力で、思考を少し遠くに飛ばすような19の質問に、その場から見えるものや、聞こえてくる音、肌で感じる空気などの「気配」とともに、「声」で答えていただくという、その名も、「緊急アンケート《コロナ禍における想像力調査 声の質問19》」。
今回のクロストークでは、「声の質問19」のディレクターであるアサダワタルと、現代美術家でホーメイの名手である山川冬樹とともに、リモート時代の想像力のありようや、アートにおける人と人との交通の意味について、「声の質問19」の起点である「仲町の家」で、コロナの日常から少しだけ離れた異空間の「気配」を感じ取りながら語り合います。
アーカイブ映像を公開しました!
アートライター白坂由里さんによるレポートはこちらから!
●概要
日時:令和3年2月11日(木・祝)16:30~18:00頃まで
出演:アサダワタル(文化活動家・アーティスト)、山川冬樹(現代美術家・ホーメイ歌手)
モデレーター:
LanaTran(東京藝術大学 大学院国際芸術創造研究科博士課程 熊倉純子研究室)
冨山紗瑛(東京藝術大学 大学院国際芸術創造研究科修士課程 熊倉純子研究室)
視聴方法:音まちYouTubeチャンネルからライブ配信
視聴料:無料(通信料はご負担ください)
※ 内容は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
●「アーティスト・クロストーク」について
2020年度に活動10年目を迎える「アートアクセスあだち 音まち千住の縁(通称:音まち)」が企画するトークシリーズです。これまで「音まち」に長く関わってくださったアーティストの方々と、活動の垣根を超えた様々なゲストとが雑談のように語らいながら、トークテーマを掘り下げていきます。
#01、#02の記録動画はこちらからご覧いただけます
※#01「野村誠×Nadegata Instant Party 『ひょうたんからこまがでるような話』」
※#02「大巻伸嗣×地域アート? 『アートなんてわかんねぇ!』」
●声の質問19 / 19 VOCAL QUESTIONS について
アサダワタルが、2020年の緊急事態宣言発令期に友人知人に送った音声による質問シリーズをきっかけに開始したコミュニケーション様式。コロナ禍という未曾有の日常を、私的かつ詩的な「質問」で包み込み、テキストではなく「声」のやりとりを通じて、自分と出会い直し、誰かとつながる。2020年秋より、仲町の家を起点に、「緊急アンケート《コロナ禍における想像力調査 声の質問19》」を試行中。
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、東京藝術大学音楽学部・大学院国際芸術創造研究科、特定非営利活動法人音まち計画、足立区
※ 本事業は「東京アートポイント計画」として実施しています。
山川冬樹(現代美術家・ホーメイ歌手)
1973年ロンドン生まれ。視覚、聴覚、皮膚感覚に訴えかける表現で、音楽/現代美術/舞台芸術の境界を超えて活動。己の身体をテクノロジーによって音や光に拡張するパフォーマンスや、トゥバ共和国の伝統歌唱「ホーメイ」を得意とし、これまでに16カ国で公演を行う。現代美術の分野では、マスメディアと個人をめぐる声の記憶を扱ったインスタレーション『The Voice-over』、自らが発する「パ」という音節の所有権を、一人のアートコレクターに100万円で販売することで成立するパフォーマンス『「パ」日誌メント』(2011~現在)などを発表。ハンセン病療養所(大島青松園)や、帰還困難区域(グランギニョル未来のメンバーとして)での長期的な取り組みもある。ごく最近の発表に、東京湾海上でのライブ・パフォーマンス『DOMBRA』など。https://openwater-mizuhiraku.com/