【アサダワタル 声の質問19】再上映&ポストトーク開催決定
たずねる かんがえる こたえてみる
その遣り取りから生まれる「音楽」の新体験
2021年9月26日に「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」の事業の一環として開催された《コロナ禍における緊急アンケートコンサート 声の質問19/19 Vocal Questions》。翌月10月には、映像作品として制作された記録映像の上映を行い、多くの方からご好評をいただきました。
そしてこの度、東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科 修士論文発表会の企画のひとつとして、映像の再上映および、本プログラム総合演出・アサダワタルとドラマトゥルク・長島確による上映終了後のポストトークの開催が決定いたしました。
9月のコンサートや10月の上映にお越しいただけなかった方はもちろん、お越しいただいた方にもぜひ見届けていただけますと幸いです。また、会場となる東京藝術大学千住キャンパスでは、本プログラム学生スタッフ・冨山紗瑛による、アサダワタルの作家性を研究した修士論文の発表も行われます。ぜひこちらもあわせて足をお運びください。
「声の質問」は故寺山修司の秘書を務めた田中未知氏(作曲家)による作品『質問』(1977)をもとに、アサダワタルが2020年春からはじめたコミュニケーション様式です。「ふっと思考を遠くに飛ばすような」質問を書き下ろし、友人・知人たちとボイスメッセージで交流したり、音まちの拠点・仲町の家に訪れた方々にアンケート形式で「2mは遠いですか、近いですか?」「猫も自粛していると思いますか?」と19の質問を投げかけ続けてきました。
今回上映する映像では「質問楽団」のバック演奏とともに、原作からの引用を交えて繰り広げた「語りと音楽による舞台」をお楽しみいただけます。そして上映終了後のポストトークは、作り手の視点からみた《コロナ禍における緊急アンケートコンサート 声の質問19/19 Vocal Questions》についてなどを、アサダワタルと長島確の両者によってひらいていく場となるでしょう。
コロナ禍という未曾有の日常を、私的かつ詩的な「質問」で包み込み、テキストではなく「声」のやりとりを通じて、自分と出会い直し、誰かとつながる。この1年あまりの間でゆるやかに、しかし大きく、変化し、変化させられ、変化しなかったわたしたちの生活について、このプログラムを通して共に想像しましょう。
▼概要
映像作品上映
アサダワタルコロナ禍における緊急アンケートコンサート 「声の質問19 / 19 Vocal Questions」
日時:2022年2月11日(金・祝) 16:30-18:45(16:15 開場)※上映時間約100分、ポストトーク約30分
会場:東京藝術大学千住キャンパス スタジオA 第7ホール(足立区千住1-25-1)
*千住キャンパス内で会場が変更となりました。第7ホールは芸大千住キャンパスの正門入って左手が入り口となります。ご来場の際はご注意ください。
入場:無料
定員:30名(事前予約優先)
ポストトーク
出演:アサダワタル(文化活動家/アーティスト)、長島確(東京藝術大学音楽環境創造科特任教授/ドラマトゥルク)
▼申し込み・お問い合わせ
コンタクトフォーム:https://aaa-senju.com/contact
電話:03-6806-1740(13:00-18:00、火曜・木曜除く)
メール:info@aaa-senju.com
件名を「記録上映(声の質問19)」とし、参加を希望される日時、氏名(ふりがな)、ご連絡先(電話番号・メールアドレス)、参加人数をお伝えください。
※「info@aaa-senju.com」からのメールを受信できるように設定してください。
※ 個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
※ プログラムの内容は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
※ 新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じて実施します。
※ 《コロナ禍における緊急アンケートコンサート 声の質問19/19 Vocal Questions》は「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」の一環として実施されました。
■上映作品クレジット
原作:田中未知『質問』(1977)
総合演出:アサダワタル
演出パートナー:中川裕貴
ドラマトゥルク:長島確
舞台美術:後藤寿和(gift_lab)
音響:大城真、岡千穂、庄子渉、中野哲
照明:松尾加奈
照明補佐:東彩織
記録映像:アサダワタル(監修・MA)、西村明也(ディレクション・編集)、冨田了平(撮影)、根本駿介(撮影アシスタント)
質問楽団:アサダワタル(ナレーション/歌、ギター)、中尾眞佐子(ナレーション/歌、バイオリン)、中川裕貴(チェロ)、米子匡司(トロンボーン、自作楽器)
AD:瀧川宣之
カセットテープ再生係員:稲垣佳葉、木村楓、藤枝怜
企画運営:冨山紗瑛、瀧川宣之、稲垣佳葉、吉田武司、遠田節、松尾加奈