「音まち千住の縁」の自己紹介の場として、アーティスト本人から、これから始まるプロジェクトのプレゼンテーションやデモンストレーションを行ないました。その後はプロジェクト毎に公開会議などを実施。アーティストとまちの人たちとの対話の場となりました。

都内唯一の水産物卸売市場である足立市場にて、足立智美と公募で集まった演奏者たちによる即興的音楽のコンサートを開催しました。市場内広域を会場とし、客席とステージをあえてわけず、演奏者は会場内を演奏しながら歩き回りました。高低差による音響など、市場特有の建築構造を活かしたコンサートです。ターレーの運転や模擬セリ、ねぎま鍋の調理など、市場協会ご協力のもと市場ならではの演出が展開されました。

現代美術家・大巻伸嗣のアートパフォーマンス作品「Memorial Rebirth」を地元商店街「いろは通り」で展開。1分間に約1万個のシャボン玉を発生させる装置を50台設置し、見慣れた町並みを一瞬にしてシャボン玉で埋め尽くしました。商店街の方、地元小学校の児童やPTAの方々、区内外から集まった大勢の人たちに、運営や会場整備などさまざまなシーンでご協力頂く、地域密着のプログラムとなりました。音楽に作曲家・安野太郎を迎え、音とシャボン玉が融合する新たな「Memorial Rebieth」を展開しました。

Photo Kosuke Mori

2011年度から2年計画で進める「千住だじゃれ音楽祭」の第1弾企画として、全国的にも有名な銭湯「タカラ湯」にてコンサートを開催しました。公募で集まった演奏者たちと一緒に、湯船に浸かってうたを歌ったり、洗面器やお湯でリズム演奏を行ったりと、浴室の反響を利用したユニークな演奏会です。

「音の出る凧」や「音の出る空飛ぶもの」を使用した空からの音楽会「千住フライングオーケストラ」のお披露目イベントです。音楽家・大友良英と一緒に、企画をゼロからたちあげるメンバー「チーム・アンサンブルズ」が着目したのは「凧」。事前ワークショップで試作したさまざまな凧を飛ばすなど、実験的な要素も含むプログラムとなりました。遠藤一郎による130連凧はじめ、多くのゲストアーティストがそれぞれ自作の凧を持って参加。チャンチキトルネエドなど、地上演奏も行われました。