アサダワタル Wataru Asada
「千住タウンレーベル」

千住で生活してきた市井の人々の人生譚(記憶)、千住のまちならでは風景や人間模様にまつわるエピソード、千住に根づき息づく音楽など、これらすべてをテキスト(文字)だけではなく、「音楽」として編集し、まちなかの拠点を編集室(スタジオ)として、発信・アーカイブしていくプロジェクトです。

 

アサダワタル|あさだわたる

1979 年大阪生まれ。作家、ミュージシャン、企画者。東京と滋賀を拠点に活動。 滋賀県立大学大学院環境科学研究科博士後期課程単位取得退学。言葉と音楽を駆使して、日常にヘンテコかつふんわり幸せなコミュニケーションを発明する、自称 “日常編集家”。

2002年、バンド「越後屋」のドラマーとしてくるり主宰レーベルNOISE McCARTNEY RECORDSよりデビュー。2003年以降、サウンドユニット「SjQ」(HEADZ) のドラム担当と平行して、ソロプロジェクト「大和川レコード」始動(現在はアサダワタル名義)。2000年代後半は、地域コミュニティに関わるアートプロジェクトの企画演出や、小学校や福祉施設などを舞台にした音楽ワークショップを実施するなど、より日常生活に根ざした音楽活動に移行。2010年以降、これらの特異な経験を踏まえて「表現と日常」をテーマにした一連の著作を発表。「住み開き」や「コミュニティ難民」など、これまで提唱してきたソーシャルコンセプトは、音楽やアートに限らず、地域づくりやキャリアデザイン、福祉分野などでも注目を集める。

著作に『住み開き 家から始めるコミュニティ』(筑摩書房)、『コミュニティ難民のススメ 表現と仕事のハザマにあること』(木楽舎)、『表現のたね』(モ*クシュラ)、 『アール・ブリュットアート 日本』(編著、平凡社)、『ひとびとの精神史 第9巻』(共著、岩波書店)など。CDに『歌景、記譜、大和川レコード』(路地と暮らし社)、『Animacy』(SjQ名義、HEADZ)、『you reverse the Universe』(越後屋名義、NMR)など。ドラムを担当するサウンドメディアプロジェクト「SjQ++」ではアルスエレクトロニカ サウンドアート・デジタルミュージック部門にて優秀賞受賞(2013年)。東京都・東京文化発信プロジェクト室「アートプロジェクトにおける「音」の記録研究」研究協力者(2013年〜2014年)、KBS京都ラジオ「Glow 生きることが光になる」パーソナリティ(2013年〜)、京都精華大学ポピュラーカルチャー学部非常勤講師(2015年〜)などを歴任。

http://kotoami.org/