Memorial Rebirth 千住《最新情報》
◎2019年プレ企画の日程、随時更新中!詳細はこちら。(
◎本サイトとは別に、オリジナルの盆踊り「しゃボンおどり」
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ドキドキしながら思わず見入ってしまうこの写真は、愛知県豊田市「保見団地」(ほみだんち)で暮らす住民たちの日常生活の一コマです。巨大な集合住宅である保見団地の住民は、約半数が外国人で、その大半が南米にルーツを持つ人々。そこに3年間住み込んだ異色の写真家・名越啓介は、カメラレンズを通して彼らとのふれあいを記録し続けました。本企画では、東京藝術大学特別招聘教授の長島確をコメンテーターに迎え、名越が外国人集住団地で目の当たりにした風景や営みについて話し合います。また、現在保見団地に住む南米出身の住民との対話を行い、さらに議論を掘り下げていきます。名越の写真作品をヒントに、アーティストならではの視点を介して日本に在住する外国人のストーリーの数々に迫ります。
IMMレクチャー・シリーズ「多文化社会におけるアートのチカラ」(全5回)とは
日本では既に多くの在留外国人が住んでおり、地域社会の多様化を深化させています。そんな現状にクローズアップして、社会学×現代美術、在留外国人×日本人といったクロスの視点から紹介していくのが本レクチャー・シリーズ。表現活動を通して多国籍・多文化の事象に向き合うゲストを迎えて、多文化社会における多種多様な課題とアートの関係性について考える場を提供します。
IMMレクチャー・シリーズ第1回〜第3回の開催情報(イベント終了)
IMMレクチャー・シリーズ第1回・第2回の開催レポート
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IMMレクチャー・シリーズ第4回 開催情報
2019年12月14日(土)13:00ー15:00
登壇者:名越 啓介(フォトグラファー)・ペドロ(保見団地住民)・長島 確(ドラマトゥルク・東京藝術大学特別招聘教授)
総合司会:熊倉 純子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科長・教授)
【登壇者プロフィール】
●名越 啓介(なごし けいすけ)/フォトグラファー
1977年奈良県生まれ。大阪芸術大学卒。19才で単身渡米し、スクワッターと共同生活をしながら撮影。その後アジア各国を巡り、写真集『EXCUSE ME』を発表。雑誌やカタログ等で活躍する一方で、その後も写真集『SMOKEY MOUNTAIN』、『CHICANO』、『BLUE FIRE』、はじめて国内を題材にした『Familia 保見団地』では「写真の会」賞受賞。そして2019年8月『バガボンド インド・クンブメーラ 聖者の疾走』をリリース。
外部リンク:
写真集『Familia 保見団地』紹介ページ
写真集『Familia 保見団地』紹介映像(YouTube)
●長島 確(ながしま かく)/ドラマトゥルク・東京藝術大学特別招聘教授
日本におけるドラマトゥルクの草分けとして、さまざまな演出家・振付家の作品に参加。演劇の発想やノウハウを劇場外へ持ち出すことに興味をもち、アートプロジェクトにも積極的に関わる。進行中のプロジェクトに「→(やじるし)」「まちと劇場の技技交換所(わざわざこうかんじょ)」など。2018年よりフェスティバル/トーキョー ディレクター。
外部リンク:
《→(やじるし)》プロジェクト(さいたま国際芸術祭2020)
「
フェスティバル/トーキョー
【総合司会】
●熊倉 純子(くまくら すみこ)/東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科長・教授
パリ第十大学卒、慶應義塾大学大学院修了。企業メセナ協議会を経て、東京藝術大学教授。アートマネジメントの専門人材を育成し、「取手アートプロジェクト」、「アートアクセスあだち―音まち千住の縁」など、地域型アートプロジェクトに携わりながらアートと市民社会の関係を模索し、文化政策を提案する。東京都芸術文化評議会文化都市政策部会委員、文化庁文化審議会文化政策部会委員などを歴任。監修書に『アートプロジェクト─芸術と共創する社会』他。
【定員】50名(事前申込不要)
※「千住 Art Path 2019」(東京藝術大学 音楽環境創造科/大学院音楽音響創造の学生による制作・研究展)の一環として開催します。
【入場料】無料
【会場】東京藝術大学 千住キャンパス(東京都足立区千住1-25-1)
北千住駅西口より徒歩約5分(JR常磐線 / 東京メトロ千代田線・日比谷線 / 東武スカイツリーライン / つくばエクスプレス)
※駐車場のご用意はありません。公共交通機関をお使いください。
【お問い合わせ】
「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」事務局
●TEL:03-6806-1740(13:00~18:00、火曜・木曜除く)
●WEBフォーム: http://aaa-senju.com/contact
●MAIL:info@aaa-senju.com
※「info@aaa-senju.com」からのメールを受信できるように設定してください。
※個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
※内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、東京藝術大学音楽学部・大学院国際芸術創造研究科、特定非営利活動法人音まち計画、足立区
2019 年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
企画統括:楊淳婷 企画運営:楊天帥、権祥海、伊東茉南
IMMレクチャー・シリーズ「多文化社会におけるアートのチカラ」
企画統括 楊淳婷(Yang Chunting)
NPO法人音まち計画 所属
オリンピック・パラリンピック開催まであと1年というタイミングでスタートした本シリーズの第1回、第2回。二日連続、会場に熱心に足を運んだ来場者の姿もありました。ダイバーシティという言葉への関心が高まる中、近年増え続けているニューカマーの外国人や、戦前・戦後から日本に住んでいるオールドカマーの外国人を含め、多様化が進む日本社会の歴史や現状を踏まえて、「表現活動」をキーワードに考える機会となりました。
第1回 “遅れてきた移民国家”における不可視な外国人たち
ゲストに迎えたのは、ウェブマガジン『ニッポン複雑紀行』編集長の望月優大さん。日本に滞在する多様な背景を持つ外国人に取材し、執筆する望月さんは、「複雑は、6:4でネガティブの言葉」、しかし、「白黒はっきりしない、グラデーションを持つ“複雑”というのが外国人に限らず、人として普通の姿ではないか」と述べました。
多様性はポジティブだとか、マイノリティはかわいそうでいい人だとか、偏った投影をしてしまう現状に危惧する望月さんが運営するウェブマガジンについて、対談者であるアーティストの岩井成昭さんはこう考えました。
「エピソードにはキレイな落としどころがあるわけではない。読めば読むほど、モヤモヤしたものがどんどん増えていく。つまり、なんでそうなんだろうという“問い”が増えていく。僕らが考え続けなければいけなくなっていく。」
見えるのに見えない存在とされている外国人について考えることを促す『ニッポン複雑紀行』と、社会現象をめぐって想像を掻き立てるアート、両者の“チカラ”の共通点が垣間見えた対談でした。
第2回 表現者としての在日朝鮮人たち
朝鮮大学校の先輩・後輩である登壇者は、社会学者のハン・トンヒョンさんと、アーティストの李晶玉さんでした。
在日朝鮮人2世のハンさんは、在日朝鮮人の在留身分や朝鮮学校の変遷について、日本の外国人政策・学校政策などと結びつけながら説明したのち、在日朝鮮人3世の李さんと対談し、彼女の創作活動についてディスカッションをしました。
ハンさんは在日朝鮮人が進学や就職に困難を感じていた自身の世代に比べて、情報社会の時代で育った李さんたちは、そのような困難が減少した一方で、ヘイトスピーチなどに触れて間接的に不遇感を感じる状況におかれているのではないかと、世代間の社会背景の差異に言及しました。
李さんは、朝鮮大学校と武蔵野美術大学の学生たちで共同企画したプロジェクト「突然、目の前がひらけて」をきっかけに、日本人学生と歴史やマジョリティ・マイノリティについて初めて語り合うことができ、在日朝鮮人としての自分について客観視することができたと述べました。その後に創作された李さんの作品には、民族教育を受けた自身の「在日朝鮮人性」はフィクションではないかと自問する要素が含まれていたりして、アイデンティティへの探索が李さんの作品をより複雑な構造を持つものへと導いたエピソードはとても興味深かったです。
ウェブマガジンを通してダイバーシティを表現する望月さんと、表現者のダイバーシティを反映する李さんの活動を今後も見守っていきたいです。
IMMレクチャー・シリーズ「多文化社会におけるアートのチカラ」
第1回 “遅れてきた移民国家”における不可視な外国人たち
企画担当者 楊天帥(Yeung Tinshui)
東京藝術大学大学院・国際芸術創造研究科博士後期課程 所属
是咁的,我係東京藝術大學「國際藝術創造」系嘅博士生。
老細要我幫手搞個 PROJECT,
叫做「IMMIGRATION MUSEUM TOKYO (IMM)」,
即係東京移民博物館。
無咩嘅,咪做囉。
首先各位巴絲一定覺得我好騎呢,
點解要用港式廣東話寫呢篇文。
其實是我老細叫的。
我老細係日本人,梗係唔識睇。
我個 DEPT 亦無香港同學,
所以應該無人知做乜。
寫文無人睇的感覺幾搞嘢。
有啲似全世界死剩你一個人類,
你喺山洞入面刻啲字,
希望他朝有日唔知咩神秘人定外星人,
會發現。
ANYWAY,總之我就用緊廣東話寫一個日本講座嘅 REPORT。
點解變成咁呢,有段故。
首先解釋吓咩係 IMM。
佢其實係一個藝術計劃。
雖然叫做博物館但無實體。
佢係屬於一個叫做「ART ACCESS 足立-音樂之都千住之緣」(自己譯)嘅計劃一部份。
呢個計劃學校有份搞(或者話係主導)
所以就要我做。
呢個 IMM,
係會搞啲展覽啊活動啊嗰啲,係同移民有關。
佢下年諗住做個大型展覽,
做展覽之前要先做五場講座,
個講座系列叫做「多文化社會入面藝術嘅力量」,
聲稱話要一齊從多文化與藝術角度,
諗下居住在日本嘅外國人此時此刻嘅生活。
咁我幫手搞呢個,就係第一場。
呢場講座是喺七月廿七號嘅。
係,正正係「光復元朗」嗰一日。
好啦,我唔是想講呢個,
因為呢個 REPORT 唔 SUPPOSE 寫我嘅心情。
總之,講座時間係一點半鐘開始,至四點鐘結束。
講者係「日本複雜紀行」總編輯望月優大,同埋 IMM 個「主辦人」岩井成昭。
觀眾人數係四十四人個。
地點係東京藝術大學北千住校園。
負責主持嘅,
係下年 IMM 展覽真正做嘢嗰個人,
係我師姊嚟嘅,是台灣人,
叫楊淳婷。
我就負責做 MODERATOR。
其實我日文唔算太好,
日常對話問題唔大,
但要 HOST 講座,絕對唔掂。
不過,我唔記得邊個同學提議,
話既然係同移民有關,
咁用個日文唔太好的人做 HOST 都合適。
我覺得啱嘅。
觀眾連我的日文都接受唔到的話,
唔好講咩關心移民。
個活動流程是,
先由楊學姐介紹成個大 PROJECT,
然後我就介紹阿望月 SAN 本書。
佢最近出咗本書,個名叫「兩個日本﹕移民國家的建前與現實」。
所謂「建前」,就係日本人表現嘅言語行為,
相反就係「本音」,即係真心嘅意思。
所以「建前」大概可以理解為「門面」。
呢本書就係講日本人「門面」對移民問題是一套,現實又是另一套。
我就要負責整理本書嘅內容,整個 PPT 介紹一下個情況。
然後就係望月 SAN 同岩井 SAN 嘅對談。
佢哋對談內容自然是十分多而豐富啦,
字數所限,我只揀兩點來講。
第一點係岩井 SAN 提出嘅,
望月 SAN 在總結時亦話係印象最深刻。
呢個 POINT 更同香港有啲關係。
就係,原來喺波斯尼亞和黑塞哥維那莫斯塔爾市有一個李小龍銅像。
點解會有李小龍銅像?
呢個像揭幕於 2005 年。
整個像嘅藝術家叫做 Ivan Fijolić。
點解會有呢個像?
原來 1992 年至 1995 年間,三年嘅波斯尼亞戰爭
令到穆斯林、克羅地亞人同塞爾維亞人
產生好大隔閡。
但係佢哋都有一個共通點,
就係都好崇拜李小龍。
於是 2004 年,當地一個青年組織就計劃建造呢座李小龍像,
期望可以消除各族群之間嘅隔閡。
藝術家本人亦話:建立呢個李小龍銅像,目地係令大眾記住李小龍
「忠誠、友誼、技藝與公正」嘅品格。
第二點亦係回答我點解要用廣東話寫呢篇文。
就係,對談中我 AS MODERATOR,問佢哋,
兩位都認同多文化好重要,要喺日本實踐,
咁請問生活實際上,是要點實踐呢?
咁望月 SAN 就直接提到話係語言。
具體來說就係生活上,
唔識日文,或者唔熟日文嘅人,
是咪可以同日文母語嘅人共存,
而唔會( 或較少)有生活上嘅不公同不便。
更進一步講,
語言其實係,我哋嘅世界觀。
因為人是要靠語言才能理解事物的。
比如話,你肚仔感到唔舒服,
好想搵啲嘢吞落個肚度,
呢啲是感覺,無語言都會有。
但你要認識一個字叫做「餓」,
先會整理到原來呢啲感覺結合起來是,「我餓了」。
所以語言嘅多文化共生,
其實也是世界觀的多文化共生。
就是因為咁,
我用咗廣東話來寫呢篇報告。
從象徵意義嘅角度講,明嘅。
當然用廣東話寫我亦較能知道自己講乜啦。
唔好意思,浮光掠影,
但預計千字左右,已經爆晒字。
他日有機會詳談啦。
人生嘅嘢,來日方長。