アーティスト 八木 良太 YAGI RYOTA

アーティスト 八木 良太 YAGI RYOTA

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「(Another) Furniture Music ―(別の)家具の音楽」

平成24年10月27日(土)〜12月2日(日)金土日のみ

生活に溶け込み日常に流れる音は、情景と切り離して異化することで、音楽として聞こえてきます。そしてそれを音楽として聴いていると、今度はまた別の情景が浮かんできます。この環境→音→環境のフィードバックによって、新たな音の風景を作り出します。今回は千住の空き家を利用した、家具、または日用品と音楽の関係について考える展示を行います。(八木良太)

八木良太(やぎ・りょうた)

1980年愛媛県生まれ。京都市在住。音響作品をはじめとして、オブジェや映像、インスタレーションからインタラクティヴな作品まで、多様な表現手法を用いて制作を行なう。モノの機能や属性を読み替え、再構成して関係性や価値を反転させたり、経験や記憶を新たなコンテクストで再生させる。主に音や文字,時間を題材に作品を制作。

八木良太ホームページ http://www.lyt.jp/

【記録】八木良太「(Another) Furniture Music ー (別の)家具の音楽」

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開催:平成24年 10月27日(土) ― 12月2日(日) 13:00―19:00(金土日のみ)

会場:一軒家(足立区千住四丁目)

 

表現メディアにとらわれることのない柔軟な発想と制作で活動している八木良太が、千住地域の中でも有数の活力ある商店街「宿場通り商店街」の近隣に位置する一軒家を会場に展開した作品展示。八木は「環境→音→環境のフィードバックによって、新たな音の風景を作り出す」ことをテーマに、家具や家電製品に普段の作動音や環境音とは異なる音を同化させ、思いがけない音が流れ出す仕掛けを作り出した。そして鑑賞者には体を動かすなどインタラクティブに作品を体験してもらい、それぞれの作品から溢れる心地よい”違和感”を感じさせた。今回テーマの一つであった「人々の生活風景に溶け込んだごく普通の家屋を使用すること」によって、普段暮らしているまちの中に、家並みの中に、ご近所に、その家屋自体がふとした異化作用をもたらした。

 

 


八木3

《Rainy day music》 2005

 

八木さん展示web-16

《Cicada》 2008

 

八木さん展示web-2

《The sea under the table》 2010

 

八木2

《Chair and Mirror》 2012

 


八木1

《The forest of senjyu》 2012

 

八木さん展示web-18

《Listen to the window》 2012

 

八木4

《microwave》 2012

 

撮影:高島圭史

 

 

 

【関連事業】

『アーティスト・トーク「Bar Vinyl」』

開催:平成24年 11月18日(日) 18:30―19:50

会場:cafe わかば堂

 

八木良太の未発表作を含む7点の作品を展示した『(Another) Furniture Music ―(別の)家具の音楽』関連企画。作品解説を行う場として「音を飲みながら、音を知り、音を楽しむ」をコンセプトにトークイベントを開催した。八木の代表作《Vinyl》の実演も交え、参加者は《Vinyl》の一部である氷のレコードで作ったドリンクを楽しんだ。

 

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