【仲町の家】パイロットプログラム「第4回 遅四グランプリ 千住・仲町の家大会〜遅の細道〜」
2023年7月16日(日)に「仲町の家 パイロットプログラム」として「第4回 遅四グランプリ 千住・仲町の家大会〜遅の細道〜」が開催されます。
※仲町の家 パイロットプログラム
仲町の家では「音まち千住の縁」の主催事業だけでなく、さまざまな方々や団体と共に家の活用法や可能性を探っていく「パイロットプログラム」を開催しています。
第4回 遅四グランプリ 千住・仲町の家大会~遅の細道~
「遅」を楽しむ、「遅」を遊ぶ
行春や鳥啼魚の目は泪 松尾芭蕉
松尾芭蕉はこの句を詠んで、「千住といふ所」から「奥の細道」の旅に出ました。
そう、仲町の家が位置する千住の町は、芭蕉旅立ちの地です。
今回は、仲町の家で「第4回 遅四グランプリ 千住・仲町の家大会~遅の細道~」を開催します。
一番遅いミニ四駆を決める大会「遅四グランプリ」を開催するとともに、「遅い」作品や「遅パーツ」の展示、さらに「遅句会」など、「遅い」ワークショップを開催し、アーティストと鑑賞者が一緒に「遅イズム」を考えるアートプロジェクトです。
全てが時短の方向に均され、子どもも大人も「速さ」に追われる目まぐるしい日々を過ごす現代。芭蕉が自らの足で旅した時代とは違い、旅の速度も加速していることでしょう。そんな加速主義時代のカウンターとして、「遅」について考えることで、遅いからこそいいこと、遅いからこそ美しいもの、遅いからこそおもしろいことが見つけたい、それが「遅四グランプリ」であり、「遅イズム」です。
仲町の家は、集まった人々が、誰に言われるでもなく、自然と畳の上や縁側に座ったり寝転がったりしてしまう、ここならではの穏やかな時間が流れます。まさに、加速主義時代のカウンターで、「遅四グランプリ」を開催し、「遅イズム」を考える場所としてふさわしい場所。
仲町の家のゆっくりした時間の流れに身をゆだねながら、芭蕉の歩みに思いを馳せ、アーティストと一緒に、遅いを楽しみ、遅いを遊びましょう。
開催日:2023年7月16日(日)
時間:
・展示 10時~17時
・大会 12時頃からのんびりスタート、17時頃終了予定
会場:仲町の家 (〒120-0036 東京都足立区千住仲町29-1)
入場料:無料(展示鑑賞・レース観戦・遅四体験・遅句会など自由に体験・参加いただけます)
「遅四グランプリ」大会エントリー料:1,000円(お1人何台マシンを持参してもOK)
※大会エントリーのみ要事前予約。予約方法は下記を参照。
主催:遅四グランプリ実行委員会
お問い合わせ:info@honyashan.com (企画協力・事務局担当「本屋しゃん」中村)
「遅四グランプリ」とは
アーティスト・工芸家の島本了多を中心に発起した「遅イズム」プロジェクトの一環。速いことが良いとされる現代社会だが、速すぎて多くのことを見過ごしてしまっているのかもしれないという想いを着火点に、加速主義社会のカウンターとして、「遅いといいこと(遅ければ遅いほどいいこと)」を探し、体験する場、遊べる場を作る「遅イズム」が生まれた。「遅四グランプリ」は、まさに「速」の代名詞でもある「車」「レース」「勝負」という要素が揃った「ミニ四駆大会」を「遅」に反転させることで、「遅」の楽しみ方を提案する。現在は「遅四グランプリ」、そしてアート、音楽、工芸、映画などにおける「遅」を考察し、企画そして作品化している。今後は服飾、建築、その他の伝統文化などさまざまな領域にも発展させていくべく活動をしている。
「遅四グランプリ」ルール
1.一番遅くゴールしたマシン(または一番進んだ距離の短いマシン)が勝ち。
2. 止まってはいけない。
3. 追突したら失格。
4. ピットインは一回 1 分以内 3 回まで。再スタートは 30cm 先から。
求ム!「第4回 遅四グランプリ 千住・仲町の家大会~遅の細道~」挑戦者!
条件:遅いマシンを持参いただける方。※何台マシンを持参してもOK
遅マシン規定:特になし。TAMIYA製でなくてもOK。レーンの幅は115mmです。
①レース出場ご希望の方はお申し込みください。
・エントリーフォーム
こちらのエントリーフォームからお申し込みください。
・メール
件名:「エントリー:第四回 遅四グランプリ 7月16日 」/本文:お名前(ふりがな)、メールアドレス、マシン台数(仮でOK)を記載の上、info@honyashan.com までお送りください。
※ご予約後「受付完了メール」をお送りします。ドメイン指定をされている方は「info@honyashan.com」からのメールの受信許可をお願いいたします。なお、ご予約をいただいてから3日経っても受付完了メールが届かない場合は、ご連絡ください。
②エントリ―が完了したら!!
大会当日まで遅いマシン制作を頑張ってください。
③当日の受付
当日は12時から受付をスタート。自分の遅マシンを持って会場に直接お越しください。その際に、エントリー料の1,000円を受付にて現金でお支払いください。
④大会スタート
仲町の家のいたるところにコース(その名も、借景コース)があるので、好きなコースを選んでください。遅マシン3台揃ったコースからレースを随時スタート!各コースでそれぞれの遅マシンのタイムを測り、各コースの1番の遅マシンを選出。上位3台で決勝戦!第4回 最遅の称号は誰の手に?!
優勝者には島本了多による優勝トロフィー、または優勝カップ贈呈!
「遅四グランプリ」アーティスト
島本了多 (しまもと りょうた)
1986年東京都生まれ。
アーティスト。第二次工芸家。常温焼窯元。工芸や陶芸などの既成の価値や概念の捉え直しを試みている。
陶を主の素材にしつつ、あらゆる材料と技法で制作をしている。自身の身体や、身体から出たものを素材にすることも多い。
主な展覧会に「第12〜15回岡本太郎現代芸術賞展 入選」「個展 生前葬(eitoeiko/東京)」「個展 第二次工芸(gallery N/名古屋)」「化け物展(青森県立美術館/青森)」「END RESULT(オンライン展示)」など。
遅四グランプリ企画者。第1回大会から全ての大会に於いて予選落ち。「21世紀は遅の世紀」と信じ「遅」の文化の発展に勤しんでいる。
twitter: https://twitter.com/shimamoto_ryota
instagram:https://www.instagram.com/shimamotoryohta/
三原回 (みはら かい)
1987年東京都生まれ。
アーティスト。スノッブ。現代美食家。現代庭師。野心家。パラレルなコマーシャルギャラリーYUMI ADACHI CONTEMPORARY及び、YUMI ADACHI CONTEMPORARY MIAMI SHOWROOMチーフ・エグゼクティブ・オーガナイザー。
「遅四グランプリ」には第1回から企画で参加し、遅四レーサーとしても「遅四グランプリ 神宮前予選大会 ~昨日の自分より遅く~」にて優勝。また「第3回 遅四グランプリ 〜速まるな遅まれ〜」の会場では 遅イズムの実践のための実験映画「椿三時郎」を特別上映した。競争の結果としての相対的遅よりも、この宇宙にただ存在する絶対的遅を探る遅原理主義者。湘南の連続遅刻魔。
公式WEBサイト: http://mihalab.jp/
twitter:https://twitter.com/Q_Mihara
instagram:https://www.instagram.com/q_mihara/
遅四グランプリ活動略歴
■2021年4月18日「第 1 回 遅四グランプリ」
優勝:該当者なし / 会場:西荻窪天空コース
■2022年4月17日「第 2 回 遅四グランプリ ~ 速いのはもう遅い ~」
優勝:やんツー 奨励賞:OKA/YU / 会場:ソノ アイダ
■2022年 7月23 日–8月28 日
ICC キッズ · プログラム「どうぐをプレイする Tools for Play」内 やんツー セクションにて歴代の遅四マシンを展示
会場:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]
■2022年11月20日「遅四グランプリ 神宮前予選大会 ~ 昨日の自分より遅く ~」
優勝:三原回 / 会場:ニュースペース パ
■2023年1月16日–20日「遅四グランプリ 関西予選大会 ~ そんな急いでどこいかはりますの? ~」
優勝:伊籘(Yī téng) / 会場:京都芸術大学
■2023年2月12日「第 3 回 遅四グランプリ ~ 速まるな遅まれ ~」
優勝:伊籘(Yī téng) / 会場:あをば荘、YUMI ADACHI CONTEMPORARY
※本企画は「アートアクセスあだち 音まち千住の縁 拠点形成事業 パイロットプログラム」の一環で実施しています。
※イベントの予定は都合により変更になる場合がございます。事前に仲町の家や主催者のSNSやHPをご確認いただいた上でご来場ください。