2019.7.12
「千住の1010人 in 2020年」プレイベント vol.01 開催
アナンが千住にやってくる!
「千住の1010人 in 2020年」プレイベント vol.01
2014年度「千住の1010人」において実験音楽グループ「コーファイ」とともに会場を沸かせたアナン・ナルコン氏をタイから迎え、野村誠とともに当時を振り返りながら2020年の開催に向けてお話を伺います。キックオフとなる本企画、だじゃ研との即興ミニパフォーマンスも予定していますので、この機会にみなさまぜひ足をお運び下さい。
今後も様々な企画の情報を特設メールニュース(お申込みは公式WEBサイトから)や公式Facebookなどで随時発信する予定です。あなたも1010人の一員として千住のまちに音楽を響かせてみませんか?みなさまのご参加をお待ちしております。
「千住の1010人」について詳しく知りたい方はこちらから!
|開催概要|
日時:2019年7月27日 〈土〉 16:30-18:30 (open 16:15)
会場:東京藝術大学 千住キャンパス [東京都足立区千住 1-25-1]
入場:無料
定員:30名[先着順・事前申込優先]
会場アクセス:北千住駅(西口)より徒歩約5分
|タイムテーブル|
16:15 開場
16:30 ミニパフォーマンス(於:エントランス)
17:00 アナンと振り返る「千住の1010人」(於:スタジオA)
18:30 終了
|プロフィール|
▼ 野村誠|のむらまこと
作曲家、ピアニスト、鍵ハモ奏者、瓦演奏家。日本相撲聞芸術作曲家協議会理事。日本センチュリー交響楽団コミュニティ・プログラム・ディレクター。今年は、香港、英国、中国で滞在制作。著書に、「音楽の未来を作曲する」(晶文社)、「即興演奏ってどうやるの」(あおぞら音楽社)などがあり、図形楽譜がアメリカで、研究論文はイギリス、シンガポールなどで出版されているが、だじゃれ音楽については、千住での限定公開。
▼ アナン・ナルコン|Anant Narkkong
タイ民族楽器奏者(ピア・ピーパット等)、民族音楽学者。タイ出身・在住。実験音楽グループ「コーファイ|Korphai」主宰。シラパコーン大学(タイ国立大学) で、民族音楽学の教授を務めながら、野村誠らとともに即興パフォーマンスユニット「アイ・ピクニック|I-Picnic」としても活動。2009年には国際現代音楽祭「コントラステ・フェスティバル」(オーストリア)に招聘されるなど世界的に活躍する。2014年度「千住の1010人」に出演。
▼ だじゃれ音楽研究会|だじゃれおんがくけんきゅうかい
公募で集まった市民による音楽団体「だじゃれ音楽研究会」は、月に一度の活動日を中心にイベントやコンサートにむけての練習や打ち合わせ、その場での即興セッションをメンバーで楽しむ。「千住の1010人 in 2020年」に向けてもメンバー募集中!
応募条件:小学生以上の方(小学生は保護者同伴)、楽器経験は不問。
|お申し込み・お問い合わせ|
「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」事務局
Web:aaa-senju.com/contact
Tel:03-6806-1740(13:00-18:00、火曜・木曜除く)
Mail:info@aaa-senju.com
件名に「1010人プレイベントvol.01」と明記し、代表者氏名(ふりがな)、ご連絡先(電話番号・メールアドレス)、参加人数をお伝え下さい。
※「info@aaa-senju.com」からのメールを受信できるように設定してください。
※ 個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
※ 内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
2019.7.6
「千住の1010人 in 2020年」 開催予告
千住のまちを鳴らす!大規模コンサート開催決定!
だじゃれという言葉遊びは、一見無関係な言葉どうしを、音の要素の類似によって半ば強引に結びつけてしまうパワーを持っています。「だじゃれ音楽」は、そのパワーを創造的に活かした音楽であり、老若男女さまざまな人々とコラボレーションしてきました。
2014年には足立区千住地域の魚市場 足立市場で1010人の演奏者による市民参加型コンサート「千住の1010人」を開催、様々な楽器や演奏に彩られたパフォーマンスは多くの人々を魅了しました。
そして2020年、「千住の1010人」が千住のまちに帰ってきます!
2019年度は、千住地域を中心に「1010人の演奏者」を集めるべく各地でPR活動やワークショップを開催するほか、前回のゲストであるアナン・ナルコン氏(タイ)や、メメット・チャイルル・スラマット氏(インドネシア)も来日予定。
詳細は公式WEBサイトからお申し込みいただける専用メールニュースや公式Facebookなどで随時発信する予定です。あなたも1010人の一員として千住のまちに音楽を響かせてみませんか?みなさまのご参加をお待ちしております。
2014年度「千住の1010人」記録映像(camera、edit:Yusuke Kaida)
2019.7.3
東京周辺の知らない世界を一緒に巡ろう!IMMプロジェクトメンバー募集中!!
写真:新大久保駅周辺/撮影:楊
私たちイミグレーション・ミュージアム・東京(通称IMM)では、現代アートの手法を介し、地域に暮らす外国人との交流を通してアートプロジェクトを企画してきました。
2020年の夏には展覧会を予定しており、その計画をサポートしてくれる「IMMプロジェクトメンバー」を募集しています。
【こんな人を求めています!】
・多文化や国際交流に興味のある人、学んでいる人
・アートに興味のある人、学んでいる人
・クリエイティブな発想を他人と共有したい人
・展覧会の企画やガイドに関わってみたい人
・興味や視野を広げたい人
【IMMプロジェクトメンバーはどんなことをするのでしょうか?】
2020年の展覧会に向けて、下記のような活動を行います。それぞれの都合に合わせて、関心があるもの・得意なものにご参加いただけます。(説明会で詳細をご案内します。)
1、多文化の実態をリサーチします
新大久保駅内の多言語アナウンス、トルコ語しか聞こえてこない六本木のとあるケバブ屋さんや、代々木上原のモスクなど、日本にいながら多様な文化を体感できる場が私たちの周りに点在しています。多文化な施設、お店や団体など、「興味があるけれど一人では行きづらいな」と思ったことはありませんか?同じ関心を持った仲間たちと一緒に身近にある未知の世界を発見し、現場での体験や交流を通してリサーチを行います。
※不定期に開催
2、展示に関するアイデアを出し合います
多文化のリサーチを踏まえて、2020年に開催するIMMの展覧会についてメンバー同士でアイデアを出し合います。あなたの考えが展示につながるかも!?
※不定期に開催
3、IMMの展示でアートツアーガイドを行います
プロジェクトメンバーが調査活動を通して積み上げた多文化リテラシーを発揮していただく機会として、希望者には2020年のIMM展でガイドの役を担っていただきます。
※2020年、IMM展示期間中
【活動時期】
2019年10月開始予定
【応募資格】
国籍不問、16歳以上の方
※現在、IMMの企画担当チームは、台湾、香港、韓国、日本の出身者で、国際色豊かです。様々な国籍の方のご参加をお待ちしています。
※日本語、英語、中国語、広東語、韓国語のいずれかでコミュニケーションができる方に限ります。
【説明会】
開催は2019年10月に予定しています。
ご関心のある方は、下記の方法でご応募ください。説明会の案内をお送りします。
【お申し込み・お問い合わせ】
「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」事務局
TEL:03-6806-1740(13:00~18:00、火曜・木曜除く)
MAIL:info@aaa-senju.com
WEBフォーム: http://aaa-senju.com/contact
※説明会の参加をご希望の方は、WEBフォームから申込みもしくは上記のアドレスに件名を「IMMプロジェクトメンバー」とし、⑴氏名(ふりがな)、⑵連絡の取れるご連絡先(電話・メールアドレス)⑶行ってみたい場所(提案がある場合のみ記入)、を本文にご記入の上、お送り下さい。
※WEBフォームによるお申し込みは備考欄に「行ってみたい場所」(提案がある場合のみ)をご記入下さい。
個人情報は慎重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
写真:神奈川県営いちょう団地/撮影:楊
2019.6.17
<おとどけ!レコード from 千住>第1回 東京都江東区清澄白河・gift_lab GARAGE 2019年2月23日(土)開催レポート!
<おとどけ!レコードfrom千住>初回のホストを引き受けてくれたのは、東京都江東区にあるgift_lab GARAGE。清澄白河駅前すぐの、清洲寮という昭和初期建造の趣ある建物の1階にあるスペースです。gift_lab GARAGEにはギャラリーとカフェが併設されており、年間を通してさまざまなイベントや展示を行っています。
この場所を主宰するのは、デザイナーの後藤寿和さん。空間デザイナーとして活躍する傍ら、新潟県十日町市に「山ノ家カフェ&ドミトリー」をオープンするなど、場づくりの実践を行ってきた方です。また、サウンドアートへの造詣も深く、2017年には東京都現代美術館のサテライト企画として<ラジオ往来往来>の立ち上げにも関わられています。こうした縁が重なり、千住タウンレーベルには、アドバイザーという形で参加していただいています。
後藤寿和さん。2019年1月に開催した千住タウンレーベルの<デモ音源発表会>にて撮影。
写真:冨田了平
それでは、<おとどけ!レコードfrom千住>の当日の様子を、参加したお客様6名の感想を少しずつ交えながら、紹介したいと思います。gift_lab GARAGEでは、『音盤千住Vol.1』の鑑賞会という形で進行されたようです。
『音盤千住』に収録され、イベントで再生されたトラックたちは、以下の通り。
Side1——————————————-
1. イントロ
2. 記憶・声・千住
3. さんさ踊り・千住節
4. 千住D-1グランプリ 2017
5. 千住お店の声トラック 伊勢屋さん
6. Sound Portrait_Senju #00002 – Mother’s day-
Side2——————————————-
1. 師匠と囃子
2. tsu-na-ga-ru のボッタ
3. 千住お店の声トラック 鳴門鯛焼本舗さん
4. 電車エレクトロニカ ~北千住駅 大踏切と今~
5. seven clusters
6. さよなら、たこテラス
7. アウトロ
『tsu-na-ga-ruのボッタ』をレコーディングしたときの様子(2017)。ボッタは千住地域で親しまれていた駄菓子のひとつで、一般的にもんじゃとは異なり、水と小麦粉を溶かしたものでほとんど具材は入っていない。
写真:小野澤峻
中でもSide2の2曲目『tsu-na-ga-ruのボッタ』を聴いて印象に残ったという方は、「ボッタの音を聞いていて、食器がぶつかる音をきいただけでもお腹が空いた…」という感想を話してくださりました。これは「人は視覚が中心だと思っていたけど、音を聴いていて、意外と風景が立ち上がるものだなと思った」や「音だけで聴くと想像の余地が膨らんで、視覚よりもリアリティがあると思った」などと、このLPを聴いて自身の感覚について改めて考えた、という参加者の反応につながります。
2019年2月gift_lab GARAGEでの<おとどけ!レコードfrom千住>の様子。
また、参加者自身が住んでいるまちの記憶・歴史的な情報に基づく音、あるいはこういう音は残しておきたいというアイデアも多く見受けられました。例えば、「知り合いに「江戸弁」を使う人がいるが、その人にインタビューして標準語に書き直してもその人らしさが伝わらないので、録音という形で語り手の言葉を残せるといいなと思った」というエピソードや、「長野の田舎に住んでいるので喧騒のような音風景はないけれど、お寺の鐘が17時になったり、鳥のさえずりがよく聞こえる」といったコメントは、『音盤千住』が身近な生活音に意識を向かせるきっかけになった証と言えるのではないでしょうか。
一方で、ホストの後藤さんは、「バラエティに富んでいて非常に面白かった!」「比較的記録のような実直的な風景音(場所やそれにまつわる音)などを想定していたが、もっと創造性があって驚いた」「ラジオのコンテンツのようなものは聴いていて楽しく、すっと入って来たが、環境音だけのものは意味が掴みづらかった」といった感想が印象に残ったと話しています。
土地と強く結びついたレコードだからこそ、各地でこれまで縁もゆかりもなかった(かもしれない)千住地域の音を再生する行為が「自分のまち」に新たな文脈を与えるきっかけになるかもしれません。みなさまからのご応募をお待ちしております!