2013 09 12
未来楽器図書館
日程:平成25年10月12日[土]― 12月8日[日] 13時 ― 19時[会期中土日祝のみ開場]
会場:音う風屋(おとうふや)[足立区柳原2-20-9]
アクセス:北千住駅(東口)から徒歩約 10 分
料 金:無料(申込不要)
出展作家:毛利悠子、江川次彦 + 小日山拓也、木本圭祐
「音まち千住の縁」のまちなか活動拠点である、元豆腐店だった「音う風屋」。50 年以上前に建てられた風情のある2階建ての一軒家が、会期中丸ごと「楽器」になります。2ヶ月の間に徐々につくりあげられていく、まだ世界のどこにも存在しない「未来楽器」。その楽器をつくっていくのは4名の作家と、この「音う風屋」に訪れる人々です。「紙」のみでどんな楽器を作る事が可能か、みんなで考えたり、試したりするもの。線路が音を奏でる!? 千住の地図上に張り巡らされる謎の弦楽器の行方は? 家具や柱、窓などを小型モーターで振動させ、家のあらゆるものが楽器に変身!などなど、およそ自分の家には無い楽器がお目見えし、さらに、日々訪れる人々と創作を続けていく中で、会期のはじまりと終わりではまったく違った「音う風屋」になっていることでしょう。
毛利悠子|もうり ゆうこ
1980年神奈川県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。日用品やジャンクと機械部品を再構成した立体物を展示環境に寄り添わせることで、磁力や重力、光、温度など、目に見えない力をセンシングするインスタレーション作品を制作している。
《スモール ノック》(2013)
耳をすましてみてください。随所に仕掛けられた小さなモーターの振動によって、音う風屋が音を奏ではじめます。家の柱や窓、机やお鍋もすべてが楽器となります。また、モーターは貸出可能です。あなたのお家の楽器を探してみてください。
江川次彦|えがわ つぐひこ
1970年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了。 絵画、インスタレーション、写真、音楽を作品姿勢とし、ゆっくりと展開する。主な個展に『2ケ、または3ケ』(2006年、三渓園 旧燈明寺本堂/神奈川)など。
小日山拓也|こひやま たくや
1973年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。New Jazz Syndicate 、Secret Colors、magro、音まち千住の縁、Picnic trioで活動。大友良英も参加する障害者を中心とした即興演奏グループ「音遊びの会」に創作楽器提供。
《PAPIER MUSIK》(2013)
段ボール、紙管、和紙、クラフト紙……あらゆる「紙」から、今まで見たことのないようなさまざまな楽器がうまれます。昨年度「風呂楽器」で好評を博した小日山拓也と美術家であり音楽家の江川次彦による「楽器自作バトル」。あなたも共同制作者となり、バトルに参戦してみては!?
木本圭祐|きもと けいすけ
1989年広島県生まれ。東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文化学専攻在籍。自作楽器を用いたパフォーマンス、エレクトリックベース等の演奏を行っている。主な公演歴に、NIME2013(KAIST/韓国)、 Yamaguchi Mini Maker Faire(YCAM/山口)など。
《Drome》(2011-)、《-fication》(2013)
電磁誘導によって弦を強制的に振動させ、生音でありながらも永続的な発音を可能にした弦楽器《Drome》と、その機構を使用した、来場者の手で千住の地図上に重ねられる「未来」によって変化し完成していく楽器を展示します。
未来楽器図書館 Tumblr
会期中に変化する「未来楽器図書館」展示作品の経過は、こちらからご覧いただけます。
音まち千住の縁 関連事業「千住ヤッチャイ大学」企画
未来楽器演奏会 ~ 9人のコンダクター ~
日程:10月13日[日]・20日[日]・27日[日]
日程:11月4日[月/祝]・9日[土]・17日[日]・24[日]
日程:12月1日[日]・8日[日]
時間:16時 ― 17時
会場:音う風屋(おとうふや)[足立区柳原2-20-9]
アクセス:北千住駅(東口)から徒歩約 10 分
料 金:無料(申込不要)
コンダクター:石橋鼓太郎、伊原修太郎、川添咲、栗生健二、小日山拓也、
コンダクター:田中充、永井祐介、廣瀬寛、的場昴樹
※演奏は展覧会会場で行われます。「未来楽器図書館」へご来場の際は、ご注意ください。
未来楽器図書館の舞台となる「音う風屋」で、 9週末毎回異なるコンダクター(指揮者)を迎えて即興演奏会を開催いたします。コンダクターとその日、その場所、その空間に集まる人たちで作り上げる、予測不可能な音楽会です。
https://www.facebook.com/events/1426218884266879/
音まち千住の縁 関連事業「千住ヤッチャイ大学」とは
音まちのサポーターチームとして発足した「ヤッチャイ隊」のメンバーが、音まち活動拠点である「音う風屋」を自分たちで運営し、地域交流の拠点としてイベントを開催、活用する企画が「千住ヤッチャイ大学プロジェクト」です。ヤッチャイ隊の有志メンバーで、「千住ヤッチャイ大学実行委員会」を設立し、平成25年4月よりスタートしました。
2013 09 12
「Memorial Rebirth 千住 2013 常東」
日程:平成25年10月19日[土] 16時― /19時― (各回30分前開場)
※各回30分程度 / 雨天時は内容変更
会場:足立区立千寿常東小学校 校庭[足立区千住旭町 10-31]
アクセス:北千住駅(東口)から徒歩約 5 分
料金:無料
※内容変更の場合は10月19日(土)当日 音まち公式ウェブサイト(http://aaa-senju.com)にて告知
最後に、シャボン玉を飛ばしたのはいつですか。どこで遊びましたか。どんな風が吹いていましたか。そのとき、隣には誰がいましたか。千住で3回目の「Memorial Rebirth」、今年は初めて夜にも開催します。暗闇の中に浮かぶ光の空間は、まだ誰も見たことのない風景。歌って、踊って、輪になって、みんながひとつになったとき、そのすべてがこのまちに新たな記憶を刻みます。無数のシャボン玉に包まれて、一生忘れられない一日をつくりませんか。
2013 09 12
千住だじゃれ音楽祭 レクチャー&コンサート「メメットを藝大に歓迎だい!」
2011年4月『地球の日』 ジョグジャカルタでの野外パフォーマンス
日程:11月10日(日)17時30分 開演(開場:17時)
会場:東京藝術大学 千住キャンパス スタジオA[足立区千住1-25-1]
アクセス:北千住駅(西口)から徒歩約5分
料金:無料(要申込・先着100名) ※お子様連れでもご入場いただけます
出演:野村誠、メメット・チャイルル・スラマット、だじゃれ音楽研究会、
出演:小川実加子/松澤佑紗/リンズィ・ドゥガン(東京藝術大学大学院 音楽研究科 邦楽専攻)、
出演:東京藝術大学ジャワガムランクラブ Titik Suara
【お申し込み・お問い合わせ】
[お電話] 03-6806-1740(13~18時、火曜・木曜除く)
件名を「レクチャー&コンサート『メメットを藝大に歓迎だい!』参加希望」とし、
代表者氏名(ふりがな)、ご連絡先(電話番号・メールアドレス)、参加希望人数をお伝えください。
※ご応募多数につき、立ち見となる可能性がございます。
お身体の不自由な方やご高齢の方は優先的にお席へご案内させていただきますので、
あらかじめお申し付けください。
※個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
「頑張る」「あらま」「アカン」「イカン」「オタク」… これらの日本語には、共通点があります。実は、これらの言葉、インドネシア語ではまったく別の意味を持っているのです。3月に第一回定期演奏会を開催し、大盛況に大団縁を迎えた千住だじゃれ音楽祭。この秋からは、ガラリと趣向を変えてお送りします!日本語に似ていると言われるインドネシア語との関係を深く探り、だじゃれの作法や技法を今一度見つめ直し、ガムランや邦楽の要素を取り入れながら「だじゃれ音楽」をさらにさらに前進させます。そのために、インドネシアの作曲家、メメット・チャイルル・スラマット氏をジョグジャカルタから招聘。野村 × メメットの創り出す、日本とインドネシアの言語や音楽が飛び交う新たな「だじゃれ音楽」の形を、ぜひ体感してください!
インドネシア国立芸術大学ジョグジャカルタ校で作曲を教えるメメット・チャイルル・スラマットは、非常にユニークな作曲家/即興演奏家です。インドネシアのさまざまな民族楽器を集めた自身のグループ「Gangsadewa」の名前は、実はだじゃれなのです。インドネシアの最多出演者記録である1,700人での演奏を作曲・指揮したこともあります。だじゃれを愛し、1,700人の音楽を経験済みのメメットとあらば、「千住で1,010人の音楽会」が実現できるかもしれません。今回は、それに向けてのキックオフ・イベント。メメットさんを千住にお招きし、彼のユニークな音楽を体験します。また、インドネシアのガムランで「だじゃれ音楽」に挑みます。
(野村誠)
メメット・チャイルル・スラマット
作曲家/フルート・オカリナ・スリン(インドネシアやフィリピンで使用されている竹製の笛)奏者。
インドネシア出身・在住。インドネシア国立芸術大学講師。民族楽器バンド「ガンサデワ|Gangsadewa」主宰。主な公演歴は、シドニー・オペラハウスやメルボルン・アートセンター(2010)でのパフォーマンスなどがある。
2013 09 10
第1回 音まちトーク「のらづくりプロジェクト」
日程:平成25年 8月24日(土)18時 – 20時
会場:安養院(足立区千住5-17-9)
スピーカー:佐々木誠/千住いえまちプロジェクト(http://1010iemachi.jp/)
スピーカー:寺井元一/MAD City不動産(https://madcity.jp/)
第1回のトークテーマは「住む」。
千住に暮らしながらまちに残る旧い「建物」や「軒先」を活かした新しい魅力を生み出す活動を行う「千住いえまちプロジェクト」の佐々木誠さんと、古民家やリノベーション可能な物件など個性豊かな不動産を紹介することでまちに新たな人のつながりやコミュニティをつくりだす「MAD City不動産」を行う寺井元一さんのお二人を迎えて、トークイベントを開催しました。
そもそも「まち」とは、いったいどんな存在なのか?
学生時代から千住に暮らしてきたからこそ見える、地域の表情や変化のなかで、自分たちができる活動を考え、発信していく佐々木さんと、自分が松戸に住まないなかで松戸をホームタウンとし、常に外部の視点をまちに持ち込む寺井さんの活動は、対極に見えて繋がる部分も多くありました。
「音まち」や「いえまち」よりも、先輩プロジェクトである「MAD City」を運営する寺井さんの発言やさまざまな活動紹介は、参加者のみなさんにも興味深いものだったのではないでしょうか。
3団体とも「まち」がプロジェクト名に入っているのに、こんなにいろんなアプローチの仕方があるのだと思い、
今後のトークを考えるのが楽しくなってきました。
次回もご期待下さい!
■スピーカープロフィール■
佐々木誠|ささき まこと
東京出身、千住在住15年目。
「千住・町・元気・探険隊」「千住いえまちプロジェクト」「千住仲組協議会」に参加。
豊島区住宅審議会委員、戸田市公共施設再編方針策定委員会委員長、春日部市都市計画審議会副会長。日本工業大学建築学科准教授。専門は、建築計画、ハウジングデザイン。研究室にて住宅地としての千住を対象にフィールドワークを行う。
寺井元一|てらい もとかず
(株)まちづクリエイティブ代表。
千葉・松戸での「MAD Cityプロジェクト」にてクリエイティブなまちづくりを提唱している。
個性派物件を提供してコミュニティをデザインする「MAD City不動産」、地元コミュニティを活性化する「松戸まちづくり会議」支援などの事業を運営中。