生活に溶け込み日常に流れる音は、情景と切り離して異化することで、音楽として聞こえてきます。そしてそれを音楽として聴いていると、今度はまた別の情景が浮かんできます。この環境→音→環境のフィードバックによって、新たな音の風景を作り出します。今回は千住の空き家を利用した、家具、または日用品と音楽の関係について考える展示を行います。(八木良太)
1980年愛媛県生まれ。京都市在住。音響作品をはじめとして、オブジェや映像、インスタレーションからインタラクティヴな作品まで、多様な表現手法を用いて制作を行なう。モノの機能や属性を読み替え、再構成して関係性や価値を反転させたり、経験や記憶を新たなコンテクストで再生させる。主に音や文字,時間を題材に作品を制作。
八木良太ホームページ http://www.lyt.jp/