開催:平成24年 10月27日(土) 13:00―16:15
会場:荒川河川敷 虹の広場、柳原商店街・学園通り・宿場通り・宿場町通り(まちなかパレード)
出演:大友良英、遠藤一郎、バッキバ!、チャンチキフライングホーンズ、凧揚げ隊・地上部隊のみなさま(一般公募)
協力:日本の凧の会、サンロード宿場通り商店街、柳原商栄会、学園通り商店街、宿場通り商店街、宿場町通り商店街
制作協力:山元史朗、松本祐一
大友良英と公募によって集まった有志「チーム・アンサンブルズ」による『千住フライングオーケストラ』。「音の出る凧」や「音の出る空飛ぶもの」を上空に飛ばし、空から音を奏でる演奏会を行った。本企画は平成23年度から、継続して行われている活動のひとつであり、地域の方々からの協力を得ながら、演奏空間を作り上げることを目的としている。地上の演奏部隊と、21個もの凧を揚げた凧揚げ部隊の共演によって生まれた演奏空間は、空や川向うに空間的な奥行きを生み、どこにでもある河川敷を、“千住にしかない河川敷”へと変容させた。また千住地域において活動している和凧の会「日本の凧の会 足立支部」の方に、凧揚げの技術的な面からの協力を得て、凧揚げの文化に触れながら企画を進行した。
撮影:高島圭史
【関連事業】
『音の出る凧コンテスト』
開催:平成24年 6月10日(日) 14:00―17:00
会場:足立区立千寿常東小学校
プロジェクトの集大成として開催される大規模コンサート(平成 24 年10 月実施)に向け、実用化できる凧を制作するステップとして『音の出る凧コンテスト』を実施。優秀作品に選ばれたのは、凧糸の代わりに電線を使って電源を供給する作品。後の凧制作に大きな影響を与える作品となった。コンテスト終了後には観客を含めた6〜8名のチームを作り、ミーティングを実施。「アイディアはあるけど、作るのは難しい」という人と共に、アイディアを形にするため、会議を通して今後の凧制作の指針を探った。その後、参加者の一部はチーム・アンサンブルズに加わり、千住フライングオーケストラと凧制作において、大きな役割を果たすことになった。